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もう落ちない!20代向け転職面接「自己紹介〜逆質問」完全ロードマップ

今日は面接前に絶対に知っておきたい転職面接の流れというテーマでですね。

インタビューされた内容に対して回答していく形で紹介していきます。

転職面接の質問であったりとか、流れっていうのは、基本的にどこの企業さんも結構似ているもんなんですか?

—順番はけっこうバラバラだったりするんですけども、内容は一緒ですね。

どういった流れなのか、教えていただいてもいいですか?えっと、まずは「自己紹介をお願いします」って言って、簡単な経歴とか、「こんなことを経験してきました」みたいな、ざっくりとした大枠を、面接官自身もつかみたいってことで、一発目に言ってくるところが多いっちゃ多いですね。

その後、職務経歴書に基づいて、ここからは面接官によっても違うんですけど、新卒で言ったら“ガクチカ”みたいな感じで、まあいろんな仕事をやってきてるわけじゃないですか。その中で「自分の中で成果を出せたな」とか「頑張ったな」「苦労したな」とかっていう仕事は何かありますか?って聞いてくる。順番に何個か聞いてくって感じですね。

キャリアがすごく短い場合は、その場で順番に時系列でバッと聞く場合もあります。でも3年も4年も経ってくるとですね、「頑張ったこと」とか「苦労したこと」とか「成果を出したこと」っていうふうに分けて、1つずつエピソードを聞いていくっていうのが次にやっていくことですかね。

その後、これね、最初に聞く人もいるんですけど、「志望動機」だったり「転職理由」だったりとか、キャリアに関する質問ですね。「どんなキャリアの目標があって、で、辞めた後、次はどうしようと思ってるの?」「なんでうちを受けてくれてるの?」って、このあたりの質問ですね。

最後、「逆にうちに対して聞きたいことありますか?」これが全体の大きな流れだというふうに思います。

—ありがとうございます。

目次

自己紹介で気をつけるべきこと

これからそれぞれについて、より詳しくお聞きできればなというふうに思うんですけれども、自己紹介であったりとか、「こういうことをやってきました」っていう部分に関して、気をつけておいた方がいいこととかってあったりしますか?

—自分の中で「ぜひ一番突っ込んでほしいところ」っていうのを、主に、みたいな感じでまとめてやった方がいいと思うっていうのが1つですね。

これも絶対やっとくべきだと思うのは、「自己紹介の機会を与えられる」っていうのは1つのチャンスでして、自分の誤解されやすいところっていうのの誤解を解くことができるんです。新卒さんでも中途採用でもね、第2新卒でも、会う人ってほとんど初対面じゃないですか。

で、一番面接で落ちるというか、問題になるのが何かって言うと、印象に引きずられるっていうことになるんですよね。会ったばかりの人なんで、うん、されたままでジャッジをされて、それに基づいて「いいね」「悪いね」と。

これって誤解されて落ちるのも嫌ですし、誤解されて受かるのもちょっと問題なわけですよね。

なので、私はこの「自己紹介」とか「自己PR」とかの時間として与えられた時には、「私はこういうふうに見られがちなんですけれども、実は違います」と、自分から言っちゃう方がいいと思いますね。その時間として「自己PR」とか「自己紹介」の時間っていうのは使っていただくといいと思います。

—最初に伝えておいた方が、他の質問される時のバイアスもなくなっていいですね。

—あ、もうその通りで。面接官ってバイアスの塊なんですよね。例えば過去の経歴だったりとか、雰囲気で印象を、それを「確認しよう、確認しよう」っていう感じで、こう、穿った質問されるみたいな。

これを下げるためには、最初から「いやいや、こう見えると思うけど違うんですよ」と。なら、面接官は「たしかに印象はそう見えると。人は見かけによらないな」ってところからスタートするので、すごくフラットにいろいろ聞いていただけるっていうのがポイントになりますね。

—ありがとうございます。じゃあ、自己紹介とか自己PRのところでは、まず「自分のバイアスを外してもらうためのちょっとした努力をする」っていうのが一番最初に大事なことかな、とはい、思います。

職務経歴の話で準備しておくべきこと

—じゃあ次はですね、職務経歴についてお話しする時に、「ここを準備しておいた方がいい」っていうことがあれば教えてください。

—先ほど、まあ自己紹介の時にも、「どこを聞いてほしいか」っていうのを「主に何やってました」みたいな感じで言うべきだっていう話をしたと思うんですけども、どこを出すかっていうのは、だいたい4つぐらい基準があります。

で、1つは何かというと、「長くやってきたこと」。できるだけ短期よりも長期やってきたことを向こうは聞きたがる。なぜかというと、長期にわたって発揮できた能力は「身についてる」というか、「再現性がある」っていうような感覚があるので。

逆に、短期の仕事をポロっと言われてもですね、「その時たまたまうまくいっただけで、再現性ないかもしれない」って感じなので、できるだけまず「長くやってきたこと」っていう中で、自分がアピールできることが入ってんだったら、それを選んで話しましょうってのが、まず1つ目のポイントですね。

2つ目は何かというと、「成果自慢大会」にどうしても面接って思えてくるんですけれども、特に第2新卒とかになってくると、「うまくいった話」よりも、できれば「苦労話」をやった方が、実は自分の能力・性格・価値観みたいなのが伝わるっていうのは言われてます。

うん。けっこう面接官の方もベテランの人とかだと、苦労話とか大変だったことをしっかり聞いてくるんですよ。で、なんでかというと、人間って結局ピンチの時に、自分の能力とか性格をバーっと全部出しますよね。それでいろんな情報が入るって感じで。

うまくいった話って、意外とね、わかりにくいっていうんですよね。なので、まあ「苦労話」っていうのを、できればフォーカスしてですね、話していただくっていうのが2番目の話かなというふうに思います。

仕事の捉え方と面接での伝え方

3番目の話はですね、普通の人だったら「つまらないな」と思うようなルーチン業務を担当したり、トラブルに巻き込まれて解決しなきゃいけないような、ちょっと嫌な仕事ですよね。それを「どうせやるなら楽しもう」とか、「どうせやるなら成果を出してやろう」と前向きに取り組む、こういう姿勢って「お、いいね」と評価されるんです。

なので、誰が聞いても「それは面白そうな仕事だったね」と思うような話ばかりするよりも、「そんな大変な仕事があったんだ。それをどうやってモチベーション維持して頑張ったの?」と聞きたくなるような話のほうが響くんです。そして、最終的には「なんか楽しくなってきちゃって…」みたいなエピソードがあると、すごく刺さるんですよ。

できる人ってやっぱり「仕事を楽しめる人だ」という考え方が、面接官の間では一般的なんですね。実際にそういう人がハイパフォーマーだったりもするので、「自分もそうなんだよ」ということを伝えるには、「面白かった仕事」ばかり話していると、「好きなことしかやらない人かも」と誤解されることがあるので注意してください。


チームでのエピソードも加えるべき理由

そして最後、4つ目は何かというと、「チームで何かやった経験」を少しでも話に入れた方がいいということです。たいていの仕事はチームプレーですから、自分一人で完結する仕事の話ばかりしていると、「この人はチームではどう動くんだろう?」といった情報が分からなくなってしまうんです。

ですので、チームで取り組んだ経験を少しでも盛り込んでおくと、良い印象になります。


志望理由や転職・退職理由の伝え方

次に、「志望理由」や「転職・退職理由」といった、キャリアに関する考え方を聞かれたときにどう答えれば良いか、詳しくお話ししたいと思います。

まず率直に、「自分が本当に何をやりたいのか」「どうなりたいのか」「会社選びで何を大事にしているのか」などを、素直に答えればそれで大丈夫なんですが、面接官が何を見ているかというと、よく使われる質問のフレームとして「きっかけ・意見・行動」があります。

つまり、「なぜそれをやりたくなったのか」という【きっかけ】、「その領域をやりたいのであれば、何か意見を持っているかどうか」という【意見】、そして「実際に何か行動しているのか」という【行動】です。好きなことなら、普通は何かしら考えたり動いたりしているはずですよね。

たとえば「環境問題に興味があります」と言ったら、「どんなきっかけで興味を持ったのか」「誰の影響を受けたのか」を聞かれたりします。そして、「ハイブリッドカーの問題って最近いろいろ言われているけど、どう思う?」と意見を求められたり、「ゴミの分別を意識しています」「月1回ボランティアで清掃活動しています」といった行動をしているかを聞かれるわけです。


志望動機を語る際の注意点

もう一つ注意が必要なのが、「あまりにも具体的に志望動機を話しすぎること」です。たとえば、「この部署に入って、この商品を扱って、こういう仕事をしたいです」と言いすぎると、「この人は異動があったら辞めちゃうかも」とか、「仕事を選ぶタイプかもしれない」とマイナスに捉えられることがあります。

たとえば、「この部署でこの商品を扱ってマーケティングの仕事をしたい。テレビCMにも関わりたいです」といった話をする場合、もう少し抽象度を上げて、「この会社であればこういうことがやりたい」「こんな人になりたい」と話した上で、具体例としてその仕事を挙げるくらいの方がちょうどいいんです。

もちろん、「この仕事じゃなきゃ嫌だ」という強い思いがあって、その仕事に自信がある場合は言っても構いません。ただ、もしまずは入社を目指す段階であれば、少し抽象的に語った方が無難です。

特に第二新卒など若手の場合、大きな会社であれば時間をかけて育ててくれます。たとえば「最終的には人事コンサルティングを目指しているけど、まずはマーケットを知るために営業を経験してください」というのが普通です。

それなのに「いきなりマーケティングがやりたい」「いきなりコンサルティングじゃなきゃ嫌だ」と言ってしまうと、「この人ちょっと扱いづらいかも」と思われてしまうので、その点には気をつけてください。


逆質問のコツと注意点

最後に、「何か質問はありますか?」と聞かれる場面ですね。面接ではよくあると思いますが、これはどう答えるのが良いのでしょうか。

基本的には、聞きたいことをそのまま聞いて大丈夫です。というのも、企業側も自社をアピールしたいと考えているからです。最近は売り手市場なので、内定を出しても来てもらえないこともあります。だからこそ、逆質問の時間を使って、応募者のモチベーションを上げたいと思っているんですね。

とはいえ、注意点がひとつあります。それは、「給料」や「福利厚生」など、仕事そのものではない“周辺的な情報”ばかり最初に聞くのは避けた方がいいということです。

やはり面接では「仕事がメイン」ですから、最初から待遇の話ばかりされると、「この人は仕事そのものに興味がないのかな」という印象を与えてしまいます。そうした質問は最後の方で、「他に何かありますか?」と聞かれたときに絞り出すように、「あえて言うなら…」といった形で聞く方が良いです。

たとえば、「福利厚生として、寮の水準ってどれくらいなんですか?」とか、「年収1,000万円くらいになるのは、何歳ぐらいの方が多いんですか?」と、軽く聞くぐらいがちょうど良いです。

また、「特にありません」と答えるのは避けましょう。「この人、会社に興味ないのかな?」という印象を与えてしまいます。

何を聞けばいいか迷ったら、面接官個人に関することを聞くのがおすすめです。「なぜこの会社に入社されたんですか?」「今やっていて一番楽しい仕事はなんですか?」「職場の雰囲気ってどんな感じですか?」「この会社で好きなところ、逆に改善が必要だと思うところはありますか?」など、こういった質問だけでも結構時間が取れますよね。

このタイプの質問は、どんな業界・どんな企業でも使える鉄板ネタなので、何も準備していなくても安心して使える質問です。

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