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職務経歴書の書き方完全攻略!書類選考通過率を爆上げする4ステップ

今回は「職務経歴書の書き方」について解説していきたいと思います。
このでは、Step1からStep4の流れでお話を進めていきます。

また、書類選考の通過率をアップさせるためのポイントもしっかりお伝えしていきます。

それではさっそく、Step1「職務経歴書とは」についてお話ししていきます。


目次

Step1:職務経歴書とは

まず前提として、皆さん、職務経歴書と履歴書の違いを説明できますでしょうか?

職務経歴書とは、仕事に関する経験内容を具体的にアピールする書類のことです。
一方、履歴書は、あなたの基本情報を記載する書類になります。

さらに言えば、職務経歴書は、応募する企業が求めている実務能力をアピールするための書類です。

職務経歴書は書類選考の場面だけでなく、面接時にも面接官が手元で確認するため、転職活動の最初から最後まで使われる非常に重要な書類となります。

この点を踏まえて、職務経歴書でしっかり押さえておきたいポイントをお伝えしていきます。

こちらが「履歴書」と「職務経歴書」の比較表です。
こうして見ると、違いがよくわかるのではないでしょうか。

履歴書では、居住地や学歴、希望給与など、基本的な情報の記載に特化しているのに対して、
職務経歴書では、より詳しく「実務能力の有無」や「自分の強み」など、実務と絡めた能力のアピールが中心になります。

ですので、職務経歴書を書く際は、「あなたの強みがしっかり伝わること」を意識して書く必要があります。


Step2:職務経歴書の形式とは

皆さんが書いている職務経歴書は、本当にあなたにとってベストな形式になっていますでしょうか?

もし今、自分の職務経歴書が手元にある場合は、一度見返してみてください。

結論から言うと、基本的に形式は自由です。
絶対に「これが正解」というものはありません。

ただ、代表的な形式としては、以下の3つがあります。

  • 編年体形式
  • 逆編年体形式
  • キャリア形式

それぞれ見ていきたいと思います。


1. 編年体形式(Chronological)

編年体形式は、時系列に沿って業務内容をまとめる形式です。
具体的には、過去から現在の順で、一番古い経歴が上に記載されます。


2. 逆編年体形式(Reverse Chronological)

逆編年体形式は、現在から過去にさかのぼる書き方で、一番新しい経歴が上に記載されます


3. キャリア形式(Functional)

キャリア形式はこの2つとは異なり、職務経験を業務内容やプロジェクト単位でまとめる書き方になります。

この場合は時系列ではなく、携わった業務やプロジェクトの種類ごとにまとめて記載していきます。

記載する順番に決まりはないので、アピールしたいものから順に書いてもらってOKです。


簡単に3つの形式の違いを説明しましたが、この中でも特によく使われるのが逆編年体形式です。

逆編年体形式は、時系列に沿ってその時々の業務をまとめるので、職務についての習熟度を効果的に伝えることができます

さらに、直近の業務を強調したい場合にも非常に有効です。
ですので、直近でアピールしたい実績がある場合は、逆編年体形式がおすすめです。

ただし、キャリアの浅い方や、直近の業務を特にアピールする必要がない場合は、編年体形式でまとめても問題ありません。


Step3:職務経歴書の項目

さて、ここからは「Step3:職務経歴書の項目」に移ります。

具体的な記載内容を見ていきたいと思います。
基本的に、どの形式であっても記入する内容は共通しています。

今回は営業職の方の職務経歴書を、逆編年体形式で作成した例をもとに、記入する項目を見ていきます。

営業職以外の方でも参考にできる部分はあるかと思いますので、真似できる部分はぜひ取り入れてみてください。


記入する項目は次の7つです。

  1. タイトル
  2. 経歴要約
  3. 職務経歴
  4. 活かせるスキル・知識
  5. 資格・免許
  6. 自己PR
  7. 志望動機

この7つになります。順に見ていきたいと思います。


1. タイトル

冒頭に「職務経歴書」と記載するのが一般的です。
フォントを大きくして中央揃えで記入すると良いでしょう。


2. 経歴要約

「経歴要約」などの見出しをつけて、応募する企業で活かせそうな経験を強調した要約文を作成しましょう。

これによって、採用担当者が理解しやすくなり、興味を持ってもらえる助けになります。

文字数は250文字程度を目安にすると良いかと思います。

4. 活かせる知識・スキル

ここでは、PCスキルや語学力、エンジニアの方であればプログラミングスキルなど、
応募企業にマッチするスキルを記載してください。


5. 資格・免許

保有している資格や免許を記載します。
自動車免許をお持ちの方は、必ず記載してください。

特に記載する資格がない場合は、「特になし」と明記するようにしてください。
空欄のままにすると、「書き忘れ」なのか「資格がない」のか判断がつかないためです。


6. 自己PR

ここでは、あなたの強みを簡潔に記載しましょう。
自己PRは、採用担当者にアピールするうえで非常に大切な部分です。
このあと詳しく解説しますので、ぜひご覧ください。


7. 志望動機

なぜその企業を志望したのか、応募先の情報をしっかりリサーチしたうえで、
求人内容に沿った納得感のある理由を記載してください。

また、自分だけのエピソードを加えることで、より印象に残る志望動機を作ることができます。

志望動機の詳しい書き方については、概要欄のリンク記事をご覧ください。


Step 4:書類選考通過のポイント

ここからは、皆さんが一番気になっているであろう、書類選考に通過するためのポイントについてお話しします。

ポイントは大きく分けて3つです。
必ずこの3つを押さえた職務経歴書を作成するようにしてください。


Point 1:一目で伝わる構成になっているか

採用担当者は、日々の業務の合間に限られた時間で応募書類をチェックしています。
どれだけ良い内容でも、読む気にならないような構成だと、読んでもらえません。

以下の点に気をつけて、読みやすい文章構成を心がけましょう:

  • 改行が適切にされているか
  • 大項目は文字サイズを大きくする、または太字にしているか
  • 自分のアピールポイントを見出しとしてわかりやすく示しているか

特に「思わず目を引く見出し」をつけられると、選考通過の可能性が高まります。

たとえば、自己PR欄に「確実に結果を出す粘り強さがあります」といった見出しをつけると、
その人の強みが一目で伝わり、その先も読んでもらいやすくなります。

このように、結論ファーストを意識することで、読みやすくなるだけでなく、論理的思考力のアピールにもつながります。


Point 2:応募企業の求める人物像に合っているか

いくらスキルが高くても、企業が求める人物像と合致していなければ、選考通過は難しくなります。

自分が作成した書類を見直して、以下の項目が一致しているか確認してください:

  • 求められているスキルが記載されているか
  • 職務内容や成果が、企業の求める人物像に沿って書かれているか
  • 志望動機や自己PRで熱意を伝えられているか
  • 退職理由がポジティブな表現に変換されているか

経験・スキルは職務経歴欄で人柄や価値観は自己PRや志望動機でアピールするようにしましょう。

特に第二新卒の方は「人柄」が重視される傾向にあるので、退職理由にネガティブな印象を与えないよう気をつけてください。


Point 3:入社して何がしたいか・何ができるかが明確か

やりたいこと、できることが明確であることは、企業にとって重要なポイントです。
これは、自己PRや志望動機の中で記載していきます。

以下の点をカバーできているかチェックしてください:

志望動機のチェックポイント

  • なぜその企業を志望したのか明確か
  • 自分がその企業で何をしたいか伝えられているか
  • 入社後、企業にどれだけ貢献できるかアピールできているか

自己PRのチェックポイント

  • 経験やエピソードが具体的に書かれているか
  • 応募企業に合った内容になっているか
  • 今までのキャリアをどのように活かせるか明記されているか

自己PRと志望動機の両方で、「やりたいこと・できること」を明確にし、
あなたの人物像が伝わる職務経歴書を目指しましょう。


今回ご紹介した3つのポイントを踏まえて、ぜひ書類選考に通過できる職務経歴書を作成してみてください。

また、各職種ごとの具体的な対策や「会いたいと思われる職務経歴書」のポイントを紹介している記事も、概要欄にリンクを貼っていますので、ぜひチェックしてみてください。

このブログでは、転職に役立つ基本的な情報からマニアックなノウハウまで、幅広く配信しています。

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