
元自衛官という異色の経歴を持つ芸人・やす子さん。
素朴でピュアなキャラクターと、自衛官ネタのギャップが話題を呼んでいます。
テレビで見かけるたびに「癒される」「元気が出る」と好印象の声が多数!
その裏には、笑いだけじゃない感動のエピソードや努力の軌跡がありました。
本記事では、やす子さんがここまで愛される理由と、その魅力を深掘りします。
やす子が人気な本当の理由

① 元自衛官という強烈なキャラと、圧倒的な明るさ!
やす子さんといえば、やっぱりあの「はい~!」という返事が印象的。元自衛官という異色の経歴を生かしたネタや体を張ったロケ、そして明るく親しみやすい雰囲気が特徴です。
しかも、ブレイクのきっかけとなったフレーズ「世の中に~、馴染みたい~、愛されたい~」には、思わず共感してしまう人も多かったはず。やす子さんの人生経験がにじみ出る言葉は、笑いだけでなく心にも響きます。
② ドッキリでの“ピュアすぎる”リアクションが最高!
やす子さんのすごいところは、疑うことを知らないまっすぐな性格。だからこそ、ドッキリ番組でも「演技じゃない」リアクションが撮れるんです。
驚いた時の反応が自然で嫌味がなく、見てる側も思わず笑ってしまう。しかも、元自衛官らしく体力も抜群なので、過酷なロケにもバッチリ対応。番組制作側からも「使いやすい存在」として重宝されているようです。
③ 人柄の良さが滲み出てる!
やす子さんを語る上で欠かせないのが「人柄の良さ」。誰にでも優しくて、謙虚で、いつも笑顔。そして、どんな仕事にも一生懸命取り組む姿勢が、多くのスタッフや共演者からも愛される理由です。
街でファンに声をかけられたときに必ず「いい一日になりますように」と言うエピソードも素敵すぎませんか?裏でも表でも変わらない、その誠実さが、多くの人の心を掴んでいるんですね。
④ トーク力が実はすごい!
たどたどしい話し方に見えて、実はその場にピッタリな返しができる。シンプルで分かりやすくて、ちゃんと面白い。やす子さんのトークには、絶妙なセンスと頭の回転の速さが光っています。
「はい~!」に頼らず、きちんと会話のキャッチボールができる。その上で、自分らしさを失わないスタイルが魅力的なんです。
私はこれがお気に入りです。
⑤ 努力を惜しまないストイックさ
やす子さんは、表には出さないけれど、陰でたくさん努力している人。トークスキルを磨いたり、ギターでオリジナルソングを披露したり、さらには手話にも挑戦したり…。
ただの芸人で終わらず、どんどんスキルアップしていく姿に、多くの人が刺激をもらっているんじゃないでしょうか。
自衛官から芸人へ。まっすぐな努力が今に繋がる
やす子さんは高校を卒業したあと、陸上自衛隊に入隊しました。
当時はまだ10代。右も左も分からない中で、いきなり厳しい訓練に飛び込んだそうです。
2年間の自衛官生活では、体力はもちろん、精神的にもかなり鍛えられたと話しています。
毎日きっちりした時間管理や、命令にすぐ動く習慣が自然と身についたそうです。

部隊では陸士長という、若くして責任を持つ立場を任されていました。
現場では年上の仲間をまとめることもあり、協調性やリーダーシップも磨かれたようです。
私は、やす子さんの芸人としての立ち居振る舞いを見るたび、その経験が今も活きていると感じます。
たとえば、テレビ番組での大きな声のあいさつや、てきぱきした受け答え。どれも自衛官時代の名残だと思います。
除隊後も即応予備自衛官としての活動を続けつつ、お笑いの世界に飛び込んだやす子さん。
厳しい世界でも腐らず、何ごとにも一生懸命に取り組む姿勢は、見ていて胸を打たれます。
テレビ越しにもその真っ直ぐさが伝わってきて、だからこそ多くの人が応援したくなるんですよね。
応援したくなる、ってこういう人のことを言うんだなって私は思います。
児童養護施設で育んだ、感謝と思いやり
やす子さんの幼少期は、決して順風満帆ではなかったようです。
ご両親が離婚したあとは、お母さんと一緒に暮らしていたそうですが、生活はかなり厳しかったとか。

その影響もあり、一時期は児童養護施設で生活していた経験があります。
同じような境遇の子どもたちと共同生活を送りながら、自分のことは自分でやる力を自然と身につけたそうです。
施設の職員さんや、周囲の大人たちに助けられた経験から、人への感謝の気持ちがとても強くなったとも語っています。
「ひとりで生きているわけじゃない」と思えるようになったことが、今の人柄に繋がっているのかもしれません。
やす子さんのあったかくて、包み込むような雰囲気。
それは過去の苦しい経験の中から、自分で育てた優しさなんだと思います。
実際にやす子さんの話を聞いたり、テレビで見たりすると、こちらまで安心するような気持ちになるんですよね。
この優しさが、芸人としてだけじゃなく、人としても魅力を広げている理由なんだと思います。
異色の経歴:やす子のプロフィールと生い立ち

- 本名:安井 かのん(やすい かのん)
- 芸名:やす子
- 生年月日:1998年9月2日
- 出身地:山口県宇部市
- 血液型:A型
- 身長:154cm
- 特技:自衛隊ネタ、ギター、イラスト、手話、柔道、重機の操作
- 趣味:ギター、読書、アニメ鑑賞、銭湯めぐり
- 所属事務所:ソニー・ミュージックアーティスツ
■ やす子の経歴
- 高校時代:柔道部に所属。将来に不安を感じ、自衛隊に興味を持つ。
- 高校卒業後:陸上自衛隊に入隊(2年間勤務)。職種は「施設科」で、重機操作などを担当。
- 退職後:お笑い芸人を目指し、芸能の道へ。最初はアルバイトをしながら舞台に立つ日々。
- 2021年1月1日:『ぐるナイおもしろ荘』(日本テレビ)に出演しブレイク。自衛隊ネタと「はい〜!」の返事が話題に。
- その後:バラエティ番組やCMに多数出演。
- 2022年8月:24時間テレビ「チャリティーマラソンランナー」に選ばれ、完走して話題に。
- YouTube活動:自身のチャンネルで歌やネタ、イラストなど多彩な才能を披露。
- その他:
- 自衛官時代の経験を活かした体当たりロケで人気
- ギターの弾き語り、手話、オリジナルソングなど多才な一面も
- 礼儀正しさや謙虚な姿勢が業界内でも高く評価されている
メディアでの活躍:やす子の生き残り術

CMや番組出演が急増した背景
やす子さんのCMや番組出演が急増した背景には、やす子さんの「元自衛官」という異色の経歴と、親しみやすいキャラクターが挙げられます。やす子さんの代表的なフレーズである「はい~!」は、視聴者に覚えやすい印象を与えるだけでなく、広告やバラエティ番組でのインパクトを高める大きな要素となっています。さらに、自衛官として培った真面目な姿勢と、どんな状況でも必死に取り組む健気さが視聴者の共感を呼び、応援したくなる存在となりました。
2023年にはテレビ出演本数が295本に達し、CM業界からの注目も集めて5社のCMに起用され、2024年には3社の新たな案件も決定しています。このように、やす子さんの活動が急増している背景には、やす子さんの努力だけでなく、幅広い世代、特に10代から30代の女性を中心とした共感を得る魅力があることが伺えます。そして、TikTokなどのSNSでの人気も、やす子さんの露出を加速させる大きな要因となっています。
マツコも分析する「消えそうで消えない」理由
やす子さんの継続的な活躍について、マツコ・デラックスさんが「消えそうで消えない」と分析したことでも話題となりました。この言葉に象徴されるように、やす子さんの人気の背後には、派手さはないものの地道に実績を積み上げる姿勢があります。特に、「おもしろ荘」での注目以降も一過性のブームにとどまらず、幅広いジャンルの番組に出演していることが、やす子さんの安定した人気を支えています。
また、やす子さんの存在が視聴者に与える安心感や親しみが、やす子さんを「なぜ人気なのか」と感じさせる重要なポイントになっています。元自衛官としての背景から滲み出る責任感や誠実さが、やす子さんに本物の信頼感を付加しているのです。
フワちゃん騒動で注目された人柄の良さ
やす子さんは、フワちゃんさんとの一件でその人柄の良さが改めて注目されました。ある番組での共演で、フワちゃんさんがやす子さんを無意識にからかう場面がありましたが、それをやす子さんが軽やかに受け流す姿が話題に。その後にはっきりとしたトラブルに発展せず、むしろ両者の絆が深まる結果となったのも、やす子さんの穏やかな性格と懐の深さの表れです。

この出来事は、やす子さんの特徴でもある他者を受け入れる姿勢と感謝の気持ちが視聴者に強く伝わった瞬間でした。それ以降、多くの人々がやす子さんを「ピュアで心優しい芸人」として捉え、再び注目を集めるきっかけにもなりました。このように、人柄に根差した魅力が、やす子さんが「消えにくい」理由の一つであることがわかります。